バナナネシアとは

工房名に込めた想い

世界の様々な地域で暮らす人々は、その土地に成育する草木から植物繊維を取り出す方法を、長い年月を経て取得してきました。芭蕉も南大平洋のサンタ・クルーズ諸島、東カロリン諸島や沖縄、奄美を含めた琉球文化地域で、繊維の採取や織りの技術が伝統的に受け継がれてきました。

私たちは、そんな工芸のひとつである芭蕉の担い手として存在し、各諸国とつながりあっていたいとの想いから、ミクロネシアやポリネシアなど南太平洋の島々を表す言葉につく「ネシア」と、芭蕉を英語表記した「バナナ」をあわせ、工房名を「バナナネシア」としました。

バナナネシアの制作物

染織工房バナナネシアでは、芭蕉布、芭蕉紙、紅型の制作を行っております。

芭蕉布 bananacloth
芭蕉糸芭蕉の栽培から、繊維の採取、糸紡ぎ、染め、織りの全行程を、沖縄の伝統的な芭蕉布製造技法を基に生産しています。さらに、これまでの栽培技法の見直し細かな繊維質の分類を試み品質の向上につとめています。

芭蕉紙 bananapaper
芭蕉芭蕉紙は、芭蕉布の製造過程(芋剥ぎ、芋引き)の中で生まれた原料で制作しています。糸芭蕉のいのちを全て生かした、他にはない芭蕉100%の紙です。


紅型 bananacloth
芭蕉琉球王朝から伝わる紅型の技法を用い、古典柄や、オリジナルの型を作っています。用途によって、芭蕉紙、芭蕉布、麻、木綿、絹に染めています。



種から育てる試み

植物は外見は似通っていても、糸芭蕉の幹にある繊維は、実芭蕉(バナナ)より多く、強く、芭蕉布の素材として上質です。一般的に糸芭蕉は株分けによって栽培していきますが、それを続けると繊維が劣化していくということを知り、種からの栽培を試みています。細やかに手入れをしながら3年以上かけ育てる糸芭蕉。芭蕉布づくりは織るよりもまず、畑仕事です。

制作スタッフ

工房代表 
福島泰宏 芭蕉布
埼玉県出身。’85年沖縄県大宜味村に移り住み、平良敏子芭蕉布工房などで技術を学ぶ。糸芭蕉の栽培から織りまでの全行程を手がける。

福島律子 紅型
宮崎県出身。’80東京デザイナー学院卒。佐藤実氏、嘉陽宗久氏より紅型の技術を学ぶ。オリジナルデザインを含め、紅型の全行程を担う。

工房バナナネシアの歩み

1985年  沖縄県大宜味村で平良敏子芭蕉布工房で製造技術を学ぶ
1992年  2014年まで沖縄県読谷村に工房を移し芭蕉布作りを行う
2001年  芭蕉紙の製造を始める。紅型を始める。
2014年  沖縄県今帰仁村字謝名に工房を移転。糸芭蕉の栽培から、繊維の採取、糸紡ぎ、
            染織、織りの全行程を、沖縄の伝統的な芭蕉布製造技法を基に生産中

Page Top